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ピアノの修理ならピアノプラッツへ。大切なピアノを永く使って頂くためのピアノ修理を承っております。

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すず屋ビル1F

ピアノ修理T

 原因別の故障症例T

各々要因別にピアノによく起こる代表的な故障(現象)とそのピアノ修理方法を幾つか上げてみます。 


@弾奏による部品の摩耗・損傷・劣化

A、鍵盤
〇故障(現象)UP/GP
・弾奏する時に、鍵盤が左右にガタガタ揺れて弾きにくい。
・タッチが軽すぎて、手ごたえがない。
・グリッサンドの弾奏時に隣同士の鍵盤が当たって、「カチャカチャ」と音がする
〇原因
・弾奏による鍵盤裏面及び中央部のキーブッシングクロスの磨耗。
〇修理方法
・新しいキーブッシングクロスに貼り替える。
キーブッシング1  キーブッシング2
  磨耗したキーブッシングクロス
                  →
      キーブッシング3
  新しく貼り替えたキーブッシングクロス

B、ダンパーレバークロス
〇故障(現象)UP
・弾奏をする時「ギシギシ」「ミシミシ」と雑音がする。
・強く弾いた時に下がったまま上がってこない鍵盤がある。
〇原因
・弾奏によるダンパーレバークロスの磨耗。
〇修理方法
・新しいダンパーレバークロスに貼り替える。
ダンパーレバー1  ダンパーレバー
  磨耗したダンパーレバークロス
                  →
       ダンパーレバー3
  新しく貼り替えたダンパーレバークロス

C、ハンマーバット
〇故障(現象)UP
・ピアニシモで弾こうとすると弾き終わる前にピアニシモより大きな音が鳴ってしまう。
・フォルテシモが出しにくく、なんとなく頼りない音色になってしまう。
・連打(トリル)の弾奏が出来ない。
・鍵盤が何かに引っ掛かったような感じで、最後まで下りにくい(上がりにくい)。
〇原因
・経年劣化によるバットフレンジコードの損傷。
〇修理方法
・新しいバットフレンジコードに貼り替える。
         バット
バットフレンジコードが切れてスプリングが外れてしまった状態
                 →
         バット
新しいバットフレンジコードに交換してスプリングが正常に取り付いた状態

D、ハンマーヘッド
〇故障(現象)UP/GP
・「ベンベン」「ペンペン」「ギンギン」とした汚い音色しか出ず音量のコントロールも効かない。
〇原因
・弾奏によるハンマーフェルトの磨耗。
〇修理方法
・【整音】作業が出来ないほど磨耗している場合には新しいハンマーに交換する。
摩耗したハンマー1摩耗したハンマー2
これほど磨耗するとハンマーフェルトが薄くなりすぎる為整音(ファイリング)作業が出来ないので新しいハンマーへ交換修理をするしかありません。
       摩耗したローラー
ハンマー交換と同時に変形してしまったバットローラー・ハンマーシャンクも交換します。
                    →
交換した新しいハンマー交換した新しいハンマー
〔新しいハンマーに交換してピアノにセッティングし、整音作業を行う事によってダイナミックレンジの広い表現力豊かな音色が蘇ります。
      交換した新しいシャンクとローラー
新しいバットローラーとハンマーシャンクに交換。この交換修理で軽やかな連打性に優れた本来のグランドピアノらしいタッチを取り戻します。

E、白鍵表面材
   剥がれた鍵盤小口
白鍵小口(前面)の表面材が劣化して剥がれて鍵盤が下まで押さえられない。鍵盤を押さえたまま上がって来ない。
                    →
   貼り換えた新しい小口
小口の表面材だけを新しい表面材への張替修理を行って普通に弾奏出来るように直す。
 
E、その他にも〔断弦〕や〔木部部品の破損〕等々の故障があります。

           原因別の故障症例Uへ故障例2 


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