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ピアノQ&A

 世界のピアノメーカー 

〔ベヒシュタイン〕〔スタインウェイ&サンズ〕〔ベーゼンドルファー〕の世界三大名器を始め150年を超える歴史を持つヨーロッパの一流メーカー(ブランド)。その一流メーカーのセカンドブランド・サードブランドとして復活した歴史あるブランドや近年新しく登場したブランドなどの中で代表的なメーカーをピックアップしてみました。
※説明の文中では〔ベヒシュタイン〕〔スタインウェイ〕〔ベーゼンドルファー〕の三大名器及び〔ファツィオリ〕については別格の価格帯と位置付けして書いています。


 ドイツベヒシュタイン

1853年、ドイツ・ベルリンでカール・ベヒシュタインが創業したメーカーです。リスト・ドビッシー・シュナーベル・ケンプ・・・etc, 数多くの著名な音楽家から絶賛された名器で創業期の日本楽器(現ヤマハ)が河合小市氏(後に河合楽器を創設)・大橋幡岩氏(後に大橋ピアノを創設・ディアパソンピアノの設計にも携わる)らを技術研修の為にベヒシュタインへ派遣し、輸入総代理店契約を結び、ベヒシュタインの技術者”シュレーゲル氏”を日本に招いてピアノ造りを一から学んだ事が日本のピアノの夜明けとなった事はあまりにも有名です。アメリカのスタインウェイとは対照的に第二次大戦により生産拠点が壊滅的な打撃を受け、大戦後は連合軍の管理下に置かれ、その後1963年にはアメリカのボールドウィンに買収され、長い低迷期を送りました。1986年5月ドイツ人のピアノ製作マイスター、カール・シュルツェ氏が経営権を買い戻し、あらゆる意味においてドイツに戻りドイツを代表する名器として世界市場への復活を遂げました。
”ベヒシュタインは響板で鳴らす”と表現され、そのクリアーな透明感のある響きは心を震わせます。その落ち着きのある上品な響きを初めて耳にする方は、ピアノの音色に対するイメージが変わるかもしれません。タッチレスポンスが素晴らしくその音色は演奏者の表現したい情景を変幻自在に描写してくれます。”ベヒシュタインは弾き手を選ぶ”と言われる事がありますが、そうではなく弾き手がベヒシュタインのタッチレスポンスの繊細さを理解してくれれば、その扉を開いて迎え入れてくれます。ベヒシュタインは”弾き手を育ててくれるピアノといえるでしょう。
ベヒシュタインはグランドピアノだけでなくアップライトピアノに於いても素晴らしい響きとパワーを持ち合わせ国産のグランドピアノを凌駕していると言えるでしょう。又、近年新たにアカデミーシリーズを発表しベヒシュタインオーナーへの夢が叶いやすくなりました。
ベヒシュタインはこの他に子会社:チェコのベヒシュタイン・ヨーロッパで製造する中価格帯ブランド〔ホフマン・プロフェッショナル〕〔ホフマン・トラディション〕と低価格帯ブランド〔ホフマン・ヴィジョン〕を発売しています。 
注:低帯価格ブランド〔ホフマン・ヴィジョン〕は現在日本のごく一部の日本製ピアノを中心に販売をされている楽器店で販売されています。
ピアノプラッツではホフマンブランドのピアノに関しては〔プロフェッショナル〕〔トラディション〕のシリーズ製品のみを販売しております。

〔商品カタログへ〕


アメリカ スタインウェイ&サンズ

ドイツからアメリカへ移民したハインリッヒ・エンゲルト・シュタインヴェグ親子がベヒシュタインと同じ1853年にアメリカ・ニューヨークで創業したアメリカのピアノメーカーです。製造拠点がニューヨークとハンブルグの2ヶ所有り、日本にはドイツ・ハンブルグの工場で生産されるピアノ〔ハンブルグ・スタインウェイ〕が主に供給されている為にドイツの会社だと思われている方が多いようです。第二次世界大戦後に戦勝国アメリカの企業として敗戦国で競争力の衰えたベヒシュタイン(ドイツ)やベーゼンドルファー(オーストリア)・ブリュートナー(東ドイツ)などを尻目に世界市場を席捲しました。しかしスタインウェイも順風満帆とは言えず1972年にCBSに買収され、その後複数の個人投資家を経て1995年木管楽器の大手メーカー・セルマーの傘下に入り、その傘下の楽器メーカーグループと共に「スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツ」(旧・セルマーインダストリーズ)を核とする楽器製造企業複合体を形成しています。”スタインウェイはフレーム(鉄骨)で鳴らす”と表現され、フルコンサートピアノのパワフルさは圧巻で大ホールでの演奏に適しています。煌びやかな音色とパワフルさがスタインウェイの特長です。近年のスタインウェイを1970年代以前の物と区別して評価される事があり「昔のスタインウェイは良かった!」とおっしゃる方もおられますがベヒシュタイン・ベーゼンドルファーと並び世界で最も素晴らしいピアノ、世界3大名器の一つである事に変わりはありません。”スタインウェイは誰が弾いてもスタインウェイの音がする”と言われる事がありますが、確かに誰が弾いてもそこそこの音で鳴ってくれます。しかしスタインウェイを弾きこなすテクニックを持った方が弾くと別次元の素晴らしい音色が溢れてきます  
数年前に韓国のサミックピアノがスタインウェイ社の株のかなりの比率分を取得したと話題になりましたが、2013年7月1日にアメリカの投資会社コールバーグに約4億3800万ドルで身売りすることで合意したとの発表がありましたが、その後8月に別のヘッジファンドマネジャーのジョン・ポールソン氏に1株40ドル総額約5億1200万ドルで身売りし株式を非公開化する事に同意しました。
スタインウェイはこの他に中価格帯〔ボストン〕(製造は河合楽器〕低価格帯〔エセックス〕(製造は中国パールリバー・韓国ユンチャン)の2つのブランドを販売しています。

オーストリア ベーゼンドルファー

1828年オーストリア・ウィーンでイグナツ・ベーゼンドルファーが創業したメーカーです。ベヒシュタインと同様に数多くの音楽家達にピアノを提供し、特にリストとの出会いによってその名声を広める事になりました。又、多くの国の王室・皇室で愛用されています。ベーゼンドルファーもやはり第二次世界大戦後危機に陥り長い低迷期を送り1966年にアメリカのキンボールグループに買収されました。その後2002年にオーストリアの銀行グループが経営権を買戻し、名実共ににウィーンの音楽文化を支えるピアノメーカーとしてウィーンに復帰しました。しかし、そのオーストリアの銀行グループ自体が2007年5月にアメリカのヘッジファンドに買収されその後同2007年11月にヤマハへ売却され、世界の名器ベーゼンドルファーが日本のヤマハの傘下企業となりました。「2007年までのベーゼンは良かった」と言われないことを切に願っています。”ベーゼンドルファーは箱で鳴らす”と表現され、響板と同じスプルース材を使用した独特のボディ構造を持ち、鍵盤数97鍵もあるインペリアルモデルは、重厚な低音とキラキラとした高音を併せ持つ”ウィンナトーン”の代表です。

イタリア ファツィオリ

ファツィオリは家具メーカーの社長でピアニストでもあったパオロ・ファツィオリ氏が世界最高のピアノづくりを目指して1978年にイタリア北部のサチーレで創設したメーカーです。音響学や木工技術などの専門家や伝説のピアニスト・ベネデッティ・ミケランジェリの調律師だったタローネの弟子らを招聘してゼロから製造を始め、1980年に最初のモデルを完成。その後創業20年あまりで、世界三大名器に並ぶ名声を得るまでになりました。フルコンサートグランドは奥行き3m8cmと世界最大で、とにかく圧倒的なパワフルさ、そして高音域は伸びのある豊かな響きが特徴です。グランドピアノのみを生産し、生産台数は職人の手造りにこだわり年間110台程度だそうです。

ドイツ グロトリアン

1835年ドイツ・ボルフェンヴュッテルでハインリッヒ・エンゲルト・シュタインヴェグと共同経営を初め、1850年にシュタインヴェグが長男テオドールを残してアメリカへ渡り1853年に《スタインウェイ・アンド・サンズ》を創業。それを期にブラウンシュバイヒに移転、グロトリアン家が唯一のオーナーとなりました。クララシューマンが愛用したピアノとしても有名で又、ヨーロッパの王室でも愛用されました。しかし、グロトリアンも又他のドイツメーカー同様に第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受けました。又、本来のブランド名は《グロトリアン・シュタインヴェグ》でしたが、スタインウェイとの商標権問題でドイツ以外ではその商標が使えなくなり、《グロトリアン》のブランド名で輸出をしています。最も特徴的なのはアップライトピアノのX型支柱構造で、その響きは《シンキングトーン》と称され明るく、心地よい響きを放ちます。近年《フリードリッヒ・グロトリアン》ブランドで中価格帯のアップライトピアノを発売しています。
〔グロトリアン〕

ドイツ ブリュートナー

ブリュートナーはベヒシュタインと同じ1853年にドイツ・ライプツィヒで創業されたメーカーです。創業当時のライプツィヒは音楽の中心地で、ライプツィヒの音楽学校にピアノを納入した事からその名声が広がり生産台数も大幅に増やし世界各国へ市場を広げて行きました。しかし、第二次世界大戦後は旧東ドイツ社会主義下でその競争力は衰え、半世紀にも及ぶ低迷期を送る事になりました。東ドイツの崩壊により1990年に会社の経営権がブリュートナー家に返還され、一気に息を吹き返し美しい声で歌うブリュートナートーンが高価格帯メーカーとして復活しました。ブリュートナーの特長の一つにアリコートシステムという独特の弦構造があります。通常1音に対して弦が3本張られている個所に、もう1本ハンマーで叩かれない共鳴させる事を目的とした弦が張られこの共鳴によって、倍音が増幅されます。特に小型グランドピアノNO,11・NO,10はバランスの取れたやさしい肉声で歌うような響きを奏で、室内楽や声楽の伴奏などに最適です。
ブリュートナーはこのほかに高価格帯〔ヘスラー〕・中価格帯〔イルムラー〕(製造は中国)のブランドも販売しています。

ドイツ ザウター

ザウターはベートーベンが使用したピアノを製作していたウィーンのピアノ工房ストライヒャーで修行をしたヨハン・グリムが1819年故郷のドイツ南部シュパイヒンゲンに戻り創業したメーカーです。ヨハン・グリムの甥カール・ザウターが跡を継ぎ、1846年ピアノ工房から工場へと発展をさせました。ヨーロッパの一流ピアノは、まず「どのような楽器にするか」と言うコンセプトがはっきりしています。重厚な中低音とキラキラとした高音は南ドイツ・ウィーン派の音色を引継ぎ、明らかに北ドイツのメーカーとは異なります。ザウターの手法は出来る限り響板を薄くし、且つ球状に膨らませる事によってそのボリュームのある開放的でブリリアントな音色を実現しています。高価格帯ピアノの中でも特にザウターのアップライトピアノはパワフルな音量が特徴です。
〔ザウター〕

ドイツ ホフマン

ホフマンはベヒシュタインが《高品質・低価格》のコンセプトで復活させたブランドで、ベヒシュタインの設計・品質管理の基にチェコの子会社ベヒシュタイン・ヨーロッパで生産を行う事によってコストダウンを図ったコストパフォーマンスに優れたピアノです。2009年に発表した〔ホフマン・トラディション〕のグランドピアノは特に評価が高く日本製の中価格帯並の価格で高い品質・ヨーロッパの響きを実現しています。さすがベヒシュタイングループの一言に尽きます。
又、ホフマンには低価格帯ブランド〔ホフマン・ヴィジョン〕も新たに加わり低価格帯ピアノの市場にも商品を投入しています。現在日本国内ではこの〔ホフマン・ヴィジョン〕ブランドのピアノはごく一部の日本製ピアノを中心に販売をしている楽器店でのみ取扱われています。
※弊社ピアノプラッツでは〔ホフマン・ヴィジョン〕を取扱う予定はありません。
〔ホフマン〕

フランス プレイエル

プレイエルは1807年フランスでイグナース・プレイエルが創業したメーカーです。ショパンが最も好んで使い『私は気分が良くて、求める物を得るための充分な心身の力がある時にプレイエルを弾く』と言わせたほどだそうです。プレイエルのブランドは一時期ドイツのシンメル社の手に渡ってしまいましたが1994年プレイエルのブランドがフランスに戻りプレイエル本来の響きを取戻しています。”ショパンが愛したプレイエル”ではありますがショパンが弾いていた時代のピアノは今のピアノと構造的に全く違う物です。しかし、音創りにおいてプレイエルは歴史・文化を継承し続けています。
プレイエルの響きは”ロマンティックサウンド” ”シンキングトーン” ”パリのエスプリ”・・・・etc, プレイエルの営業担当者に話を聞くとこんな抽象的な言葉がポンポン飛び出します。プレイエルのグランドピアノを弾いていると、正直言ってその特徴を言葉で中々表現できません。明らかに明確な個性があり、美しい響きを奏でます。無理やり言葉にすると前述のような抽象的な表現になってしまうのかも知れません。この響きの虜になった方は、たまらなく欲しくなるピアノです。
2008年の工場移転・縮小、その後火事にも見舞われ、アップライトピアノの製造を中止し、デザイン物の高級グランドピアノのみを製造していましたが、2013年11月にピアノ製造を停止し、今後は完成品在庫の販売のみを行う事になりました。今後再度の復活が出来る事を願っています。
〔プレイエル〕

チェコ ペトロフ

ペトロフは1864年チェコでアントニン・ペトロフが創業したメーカーで、1880年から本格的にピアノの製造を開始しました。以後順調に生産台数を増やして行きましたが、第二次世界大戦時に生産が中断され、その後1949年社会主義下の国営企業として数社のピアノメーカーが統合され、1984年には年産2万台ものピアノを生産する量産メーカーとなっていました。その後1989年ソビエト連邦の崩壊によりチェコも資本主義の元に最新の機械技術を導入し、精度の高いピアノを製造できるようになりました。ペトロフは伝統的なヨーロピアン・スタイルの外装に定評があり、インテリア性を重視する方に人気があります。又課題であったタッチも近年ドイツ・レンナー社との提携によってアクション機構が大きく改善されました。南ドイツ・ウィーン派の流れを汲む優しい温もりのある音色のピアノです。日本製の中価格帯ピアノ並の価格で購入できるヨーロッパ製ピアノとしてお薦めです。
〔ペトロフ〕

日本 ディアパソン

1948年天才肌ピアノ職人と呼ばれた大橋幡岩氏の設計によって創業したメーカーです。ヨーロッパスタイルのピアノを目指し、その音色は和製ベヒシュタインと評された事もあったようです。現在は河合楽器の子会社となり製造も河合楽器が行っていますが、〔ディアパソン〕ブランドのピアノは〔カワイ〕とは少し異なり、大型アップライトピアノやグランドピアノには大橋幡岩氏の思想を感じさせるクリアーな音色を維持しています。
〔ディアパソン〕

日本 アメリカ ボストン

スタインウェイが設計・河合楽器が製造・スタインウェイが販売している中価格帯のブランドです。その為、正しくはアメリカのピアノの逆輸入品と言う事になります。〔ボストン〕のグランドピアノは河合楽器の製造ですがボストン独自の設計思想が生かされているようで、国産他メーカーの同価格帯商品に比べて音量・音色共に優れていると思います。

日本 ヤマハ

1887年山葉寅楠氏が創業した日本で最も規模の大きいピアノメーカーで、又世界中でも他に類を見ない最も沢山のピアノを製造したメーカーです。日本中の幼・小・中・高校や市民会館などの公共施設に於いて圧倒的なシェアを持ち、一般家庭に於いても70%近くのシェアを持っています。1900年に国産第一号のピアノを製作し、戦後は最新の技術を取り入れ徹底的な機械化の元にピアノを大量生産する事が得意なメーカーとなり1960年代後半の1ドル360円時代にはピアノ生産台数世界一を誇る低価格帯メーカーとして海外でも高い評価を得、現在も低中価格帯メーカーとして海外でも大きなシェアを持っています。近年は中国での生産にも力を入れ、中国の低価格帯メーカーに対抗していくようです。又最近ではインドネシアの工場で欧州向けに製造していた低価格帯のピアノを日本国内でも販売するようになりました。これとは相反してグランドピアノ高価格帯のSシリーズやCFXシリーズなどにも力を入れ、音色やタッチにこだわるピアノも創り、ヨーロッパの一流メーカーに対抗するべく努力しているようです。2007年11月ウィーンの名器ベーゼンドルファーを買収し傘下に治め、超高級ピアノのブランドを手に入れました。

日本 カワイ

1927年河合小市氏が創業した、国内第二位の規模を持つピアノメーカーです。戦後は〔ヤマハ〕同様に大量生産メーカーとなり、生産台数世界一位が〔ヤマハ〕の時代に世界第二位が〔カワイ〕でした。〔カワイ〕ブランドの低価格戦略としてインドネシアでの製造も行い、アクション部品には樹脂系の新素材を積極的に使用しています。※メーカー曰く「木製部品よりも良い」そうです?最近〔カワイ〕ブランドの中低価格帯ピアノを見ると、ひたすら安くピアノを作る為の試行錯誤をしているように感じますが、カワイもこれに相反して音色やタッチにこだわり前社長の名前を冠した〔シゲル・カワイ〕ブランドのグランドピアノも作っています。河合楽器が製造しているのは〔カワイ〕ブランドだけではなく、スタインウエイの中価格帯戦略商品〔ボストン〕のOEM生産(設計がスタインウエイ)、大橋幡岩氏の設計思想を継承した〔デイアパソン〕の製造も行っています。


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