ピアノプラッツはヨーロッパ製ピアノの専門店です。本物のヨーロッパ製一流ピアノの響きをご提供致します。

ドイツのピアノマイスターの学校で特別授業を行いました。この授業は生徒達が相談して受けてみたい講義・講演を決め、学校の許可を得て依頼して行う特別授業です。たまたま生徒達から依頼を受けたので、フランクフルト・ミュージックメッセ行きのスケジュールに合わせて行う事になりました。
　　
ドイツ南部のルードゥヴィスブルグにある職業訓練学校。ここにはあらゆる手工業の職人（ゲゼレ）を育てる学科が揃っていて、生徒数は1000名を優に超えるそうです。この学校の中にマイスターを育てる学校（マイスターシューレ）が併設されています。
　　　
　　
グランドピアノのフレーム（上）とアップライトピアノのフレームと響板（下）。ピアノ・マイスター課の入り口にはこんな大胆な壁掛けが飾ってありました。
　　
午前中は《これからのピアノ技術者に必要な要素は》と題した通訳を介しての講演。皆熱心に聴いてくれました。
　　
午後からはコルグ消音ユニットの取付実習。マイスターコースの生徒はピアノメーカーや修理工房で働いている者ばかりなので非常に飲み込みが早く教えるのが楽でした。
　　
マイスターコースの先生シャイブレ氏。彼曰く「ピアノマイスターシューレで講義をした日本人ピアノ技術者は多分貴方が初めてだと思う」との事でした。
　　
学校から少し離れた所にある綺麗な田舎町。今回の特別授業をする事になったのは２００６年の夏に、ここでたまたま生徒数人とビールを飲みながら技術談義をした事がきっかけでした。